1歳になると、赤ちゃんは指先を使った動きがどんどん上手になり、「めくる」「ひっぱる」などの遊びが大好きになります。
けれど普通の絵本だとすぐに飽きてしまったり、「まだ早いかな?」と感じることもありますよね。
そんなときにおすすめなのが【しかけ絵本】です。
めくると絵が変わってきたり、型抜きから次のページが見えたり…赤ちゃんの「自分でやりたい!」気持ちを引き出してくれる工夫がいっぱい。
「できた!」という小さな成功体験が、絵本をもっと好きになるきっかけにもなります。
この記事では、【1歳向け】手を動かして楽しめるしかけ絵本を10冊ご紹介します。
「どの絵本を選んだらいいか迷う」というママパパの参考になればうれしいです。
1歳にしかけ絵本がおすすめな理由
1歳は、「やってみたい!」という気持ちがどんどん芽生える時期。
しかけ絵本は、その好奇心を満たしながら成長をサポートしてくれます。
①指先の発達を促す
「ひっぱる」「めくる」「うごかす」などの動作が楽しめるので、遊びながら自然と手先の動きが器用になります。
指先を使う経験は、積み木やお絵描きなど、今後の遊びにもつながります。
②集中して絵本の世界に入りやすい
ページをめくると動きや変化があるため、飽きにくく夢中になりやすいのが特徴。
じっと見て、動かして…と繰り返すことで集中力が育まれます。
③親子のやりとりが増える
「ここ引っぱってみよう!」「どこにかくれてるかな?」など声をかけるきっかけが増え、自然と会話やコミュニケーションが広がります。
成功体験の積み重ねは「できた!」という自信につながり、自己肯定感も育まれます。
【1歳向け】手を動かして楽しめるしかけ絵本おすすめ10選
ここからは、実際に1歳の子どもが「手を動かしながら楽しめる」しかけ絵本を10冊ご紹介します。
めくる・ひっぱる・さわる…と、遊びのように絵本の世界を体験できるものばかり。
プレゼントにも人気の定番から、親子で一緒に笑顔になれる仕掛けが詰まったものまであつめました。
1.『くだものどうぞ』きのしたけい
果物を切ったり、皮をむいたりしながら「どうぞ」と食べるマネができる、楽しいしかけ絵本。
思わず手を伸ばしたくなる1歳にぴったりです。
2.『はらぺこあおむし』エリック・カール
世界中で愛される名作。
穴あきのページを指でなぞりながら、食べ物を数えたり、あおむしの成長を楽しめます。
3.『くだものさん』tupera tupera
木の陰から果物が顔を出す、めくって楽しいしかけ絵本。
色鮮やかな絵柄で親子一緒に楽しめます。
4.『いっせーの ばあ』新井洋行
「いっせーの…ばあ!」とページをめくると、にっこり笑顔が登場。
声を出す楽しさと、めくるワクワク感が同時に味わえます。
5.『ぐるぐるさん』ひらぎみつえ
模様をぐるぐると動かして楽しめるしかけ絵本。
手先を使って、模様が動く様子を見て楽しむことができます。
6.『でんしゃ ガタゴト』ひらぎみつえ
電車が「ガタゴト」と進んで行く様子を、めくりながら楽しめる絵本。
乗り物好きのお子さんに特におすすめです。
7.『のりものいろいろかくれんぼ』いしかわこうじ
型抜きのしかけが楽しい人気シリーズ。
バスや飛行機など、めくるたびに「これなにかな?」と親子の会話が広がります。
8.『どうぶつたっち』すまいるママ
ページにある布素材を触って楽しむしかけ絵本。
ふわふわ、ざらざらなど、指先で感触を味わえます。
9.『たべるのだあれ?』すぎはらけいたろう
ページをめくると「たべたのはだあれ?」と、ユーモアたっぷりの展開が。
笑いながら言葉遊びが楽しめます。
10.『コロちゃんはどこ?』エリック・ヒル
めると「ここかな?」と探しっこができる定番のロングセラー。
シンプルながら繰り返し遊べる名作です。
それぞれ違った楽しみ方ができるので、気になるものをおうちに迎えて、ぜひ親子で遊ぶように読んでみてくださいね。
1歳向けしかけ絵本を選ぶときのポイント
1歳になると、好奇心がぐんと広がり、動きも活発になります。
その分、絵本の好みや楽しみ方も赤ちゃんの頃とは変化していきます。
ここえでゃ、1歳向けのしかけ絵本を選ぶときに意識したいポイントを3つご紹介します。
①安全性と耐久性をチェック
1歳はまだ力加減が難しく、絵本をなめたり、力いっぱい引っ張ったりすることもあります。
厚紙タイプで角が丸いものや、破れにくい素材を選ぶと安心です。
誤飲の心配がないサイズ感かも確認しておきましょう。
②繰り返し楽しめるしかけを選ぶ
「めくる」「ひっぱる」「さわる」といったシンプルな動作のしかけは、1歳の子にもぴったり。
同じしかけを何度も繰り返すことで「できた!」の達成感が育ち、遊び感覚で絵本に親しめます。
③子どもの「好き」に寄り添う
乗り物、動物、食べ物など、子どもが今夢中になっているテーマを取り入れると、絵本への関心が高まります。
「好き」から入ると、自然とページをめくる時間も増え、親子の会話も広がります。
安全に、そして「楽しい!」と思えるしかけ絵本を選ぶことが、1歳の絵本体験をぐんと豊かにしてくれます。
読み聞かせをもっと楽しむ工夫
しかけ絵本は、めくる・さわるなど「体験する楽しさ」が魅力ですが、読み聞かせの工夫次第でさらに親子の時間が充実します。
ここでは1歳の子どもと一緒に楽しめる簡単な工夫を紹介します。
①声や表情を大げさにしてみる
「ばあ!」「ガタゴト!」などの言葉は、声のトーンを変えたり、ちょっと大げさな表情をするだけで子どもの反応がぐんと変わります。
絵本の世界に入り込むきっかけになりますよ。
②子どもの動きに合わせてテンポを調整
「自分でめくりたい!」というときは待ってあげたり、何度も同じページを楽しみたがるときは繰り返してOK。
大人のペースよりも、子どもの興味に寄り添うことが大切です。
③絵本から遊びや会話を広げる
動物が出てきたら「わんわんはどこかな?」、果物なら「りんご食べたいね」と実際の体験に結びつけると、子どもの理解が深まります。
絵本が生活や遊びにつながると、より豊かな楽しみになります。
「読む」だけにとらわれず、親子で一緒に遊ぶような気持ちで向き合うと、しかけ絵本はもっと特別な時間になります。
まとめ|1歳の「できた!」を応援するしかけ絵本
1歳は「自分でやってみたい!」という気持ちが大きく育つ時期。
しかけ絵本は、めくる・ひっぱる・さわるといった動作を通して、その意欲を楽しく応援してくれます。
シンプルなしかけでも、子どもにとっては大きな挑戦。
「できた!」という達成感は自信につながり、絵本がますます好きになるきっかけになります。
また、親子で声を合わせて楽しんだり、笑い合ったりする時間は、心の安心にもつながります。
絵本はただ読むだけでなく、子どもの成長を支える大切なツールです。
ぜひお気に入りの一冊を見つけて、1歳の「できた!」を一緒に楽しみながら、しかけ絵本の世界を楽しんでみてくださいね。
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