夜になると「なかなか寝てくれない」「抱っこしてもすぐ起きちゃう」ーー0歳の赤ちゃんの寝かしつけに悩むママ・パパは多いですよね。
私自身も、寝かしつけの時間が長引くたびに「どうしたらスムーズに眠ってくれるんだろう」と途方に暮れたことがあります。
そんなとき助けてくれたのが「絵本」でした。
赤ちゃんはまだストーリーを理解していなくても、やさしい声やくり返しのリズムに安心し、自然と眠りへと誘われることがあります。
この記事では、0歳の赤ちゃんにおすすめの「寝かしつけ絵本」と7冊ご紹介します。
どれも短くてリズムが心地よく、読みながら親子でリラックスできるものばかりです。
「今日はなかなか寝てくれないな…」という夜に、そっと寄り添ってくれる1冊が見つかりますように。
0歳の寝かしつけに絵本がおすすめな理由
0歳の赤ちゃんにとって、絵本は「眠るための魔法のアイテム」のひとつです。
まだストーリーを理解できなくても、絵本のやさしい音やリズムは安心感を与え、寝かしつけの時間をスムーズにしてくれます。
ここでは、その理由を3つご紹介します。
1.ママ・パパの声で安心できる
赤ちゃんにとって、いちばん心地よい音はママやパパの声。
絵本を通して声を聞くことで、「安心できる空間」に包まれ、気持ちが落ち着きやすくなります。
2.くり返しのリズムが眠気を誘う
「トントン」「すやすや」などの擬音や、同じフレーズがくり返される絵本は、赤ちゃんにリズムを感じさせ、自然と眠りに入りやすくなります。
大人でも子守唄で眠くなるのと同じですね。
3.寝る前の習慣づけになる
寝る前に絵本を読むことで、「絵本→眠る」という流れができ、生活リズムが整いやすくなります。
毎晩同じように読むことで、赤ちゃんも「そろそろ寝る時間なんだ」と安心してベッドに入れるようになります。
このように、0歳の寝かしつけに絵本を取り入れることは、安心感と眠る習慣の両方を育むことにつながります。
0歳向け寝かしつけ絵本の選び方
赤ちゃんにとって初めて出会う「寝かしつけ絵本」。
どんな本を選べばいいのか迷ってしまうママ・パパも多いのではないでしょうか。
0歳の赤ちゃんに合った絵本を選ぶポイントをまとめました。
1.短くてリズムが心地よいもの
0歳の赤ちゃんは集中できる時間がとても短いため、短い文とくり返しのリズムがある絵本がおすすめです。
歌のように読めるリズムがあると、赤ちゃんも安心して聞けます。
2.やさしい色づかい・シンプルな絵
刺激が強すぎる色や複雑な絵よりも、やさしい色合いで大きく描かれたシンプルな絵が向いています。
見やすい絵は、赤ちゃんの目や心にすっと入りやすいです。
3.擬音やくり返しが多いもの
「すやすや」「とんとん」などの擬音や、同じフレーズが何度も出てくる絵本は、赤ちゃんが安心できるリズムを作りやすいです。
寝かしつけの効果も高まります。
4.扱いやすい丈夫な絵本
0歳のうちはページをめくったり舐めたりすることもあるため、厚みがあるボードブックや角が丸い絵本がおすすめ。
安全面でも安心して使えます。
このようなポイントを意識して選ぶと、赤ちゃんにとってもママ・パパにとっても「寝る前が楽しみになる一冊」が見つけやすくなります。
【0歳向け】寝かしつけにおすすめ絵本7選
ここからは、実際に0歳の寝かしつけにぴったりな絵本7冊ご紹介します。
どの絵本も短くてリズムがあり、親子で安心して読めるものばかりです。
1.『もうねんね』松谷みよ子
動物や子どもたちが順番に眠っていく様子が描かれた、温かみのある絵本。
寝る時間を「みんなで共有している」雰囲気が心地よく伝わります。
寝かしつけのポイント:一緒に「おやすみなさい」と声をかけると、眠る習慣づけに役立ちます。
2.『いいこでねんね』きむらゆういち
「いいこでねんね」のくり返しが心地よく響き、赤ちゃんが安心する1冊。
夜の穏やかな雰囲気を作ってくれる構成です。
寝かしつけのポイント:赤ちゃんに優しく語り掛けるように読むと、親子のスキンシップにもつながります。
3.『おつきさまこんばんは』林明子
お月様がやさしく見守るシンプルなお話。
絵本の中の夜の雰囲気が、寝かしつけの時間をやさしく彩ってくれます。
寝かしつけのポイント:短い文章と大きな絵なので、0歳でも最後まで落ち着いて見やすい一冊です。
4.『ねむねむごろん』たなかしん
赤ちゃんが「ごろん」と眠る様子を描いた、リズム感のある絵本。
赤ちゃん自身と重ね合わせやすく、自然に眠る流れをつくってくれます。
寝かしつけのポイント:読みながら一緒に「ごろん」と横になると、寝る前の合図に。
5.『おやすみやさい』わたなべあや
やさしい色づかいで、野菜たちが「おやすみ」と眠っていく絵本。
赤ちゃんにとって身近な“やさい”が登場するので親しみやすく、寝る前にぴったりの雰囲気です。
寝かしつけのポイント:繰り返し「おやすみ」と読むことで、赤ちゃんも自然と安心して眠るモードに。
6.『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ
水の音や紙の音など、身近な音やものをリズムよく表現した絵本。
寝かしつけ前に読むと、赤ちゃんの耳が喜ぶ音の世界に集中して、気持ちが落ち着いていきます。
寝かしつけのポイント:寝る直前よりも「寝る準備時間」に読むと、気持ちの切り替えに◎。
7.『がたんごとんがたんごとん』安西水丸
汽車が「がたんごとん」と進みながら、食べ物や動物を乗せていくお話。
心地よいリズムと繰り返しが特徴で、赤ちゃんも自然と耳を傾けます。
寝かしつけのポイント:単調なリズムが子守歌のように感じられ、安心して夢の世界へ。
どの絵本も「短い」「リズムがある」「やさしい雰囲気」で、0歳の寝かしつけにぴったりです。
気になる一冊からぜひ取り入れてみてください。
読み聞かせのコツ(0歳編)
0歳の赤ちゃんへの読み聞かせは、「理解させる」ことよりも「安心させる」ことが大切です。
まだ言葉の意味がわからなくても、声や雰囲気から安心感を得られるので、無理のないスタイルで続けてみましょう。
1.ゆったりとした声で読む
寝かしつけの時間は、いつもより少し低めで落ち着いた声で読むのがおすすめ。
やさしいトーンが、赤ちゃんの気持ちを自然と落ち着かせてくれます。
2.照明を落として静かな環境に
明るい部屋やにぎやかな環境では、赤ちゃんの気持ちが切り替わりにくいもの。
豆電球や間接照明にして、静かな空間で読むと、眠る雰囲気を作りやすくなります。
3.最後まで読まなくても大丈夫
0歳の赤ちゃんは途中で飽きてしまうこともあります。
そんなときは無理に最後まで読まず、赤ちゃんの様子に合わせて切り上げてOK。
大切なのは「眠る前に親子で安心する時間を持つこと」です。
4.毎日の習慣にする
「寝る前に絵本を読む」と決めて繰り返すことで、赤ちゃんも次第に「絵本=ねんねの時間」と覚えていきます。
短い時間でもいいので、毎日続けることが安心につながります。
読み聞かせは上手に読む必要はありません。
赤ちゃんにとっては、大好きな人の声が一番の子守歌。
ぜひ気楽に楽しみながら取り入れてみてくださいね。
まとめ|0歳から絵本でやさしい眠りを習慣に
0歳の赤ちゃんにとって、寝かしつけはまだまだ大きなハードル。
なかなか眠れない日もあれば、すぐに寝てくれる日もあり、ママやパパも一喜一憂してしまいますよね。
そんな毎日の生で「絵本」は、赤ちゃんを安心させるだけでなく、親子の気持ちをゆったりと整えてくれる存在です。
短いリズムの絵本を、やさしい声で読むだけで、眠る前のひと時があたたかい習慣になっていきます。
今回ご紹介した7冊は、どれも0歳から取り入れやすいものばかりです。
まずは気になる1冊を選んで、寝かしつけの時間にそっと取り入れてみてください。
きっと赤ちゃんとの「安心の合図」になってくれるはずです。
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