2歳ごろになると始まる「イヤイヤ期」。
寝る前に「まだ遊ぶ!」「本なんて読まない!」とぐずってしまい、ママパパもぐったり…ということはありませんか?
そんなときに頼りになるのが、寝かしつけ専用に選んだ絵本です。
リズムのある絵本や、親子で一緒に楽しめる仕掛けがある絵本なら、イヤイヤ気分の子どもも自然と夢中に。
気持ちが落ち着いて、スムーズに「ねんね」へとつなげやすくまります。
この記事では、2歳のイヤイヤ期でも楽しみながら読める寝かしつけ絵本7選をご紹介します。
実際にママパパに人気の作品や、安心して読めるロングセラーを中心に選びました。
毎日の「ねんねタイム」が少しでもラクに楽しい時間になりますように。
2歳の寝かしつけが大変な理由とは?
2歳になると心も体もぐんと成長し、できることが一気に増えます。
その一方で、「自分のやりたい!」という気持ちが強くなり、思い通りにならないと「イヤ!」と反発することも多くなります。
いわゆるイヤイヤ期です。
寝かしつけの場面でよくあるのは、
・「まだ遊びたい!」と眠たくても寝ようとしない
・「本を読んで!」と何冊もリクエストが止まらない
・「布団に入りたくない!」と抵抗する
といった姿。
ママパパは「早く寝てほしいのに…」と焦ってしまいますよね。
さらに、昼間にたくさん刺激を受けた2歳児は、頭の中が活発でなかなか気持ちを切り替えられないこともあります。
体は疲れているのに心が落ち着かず、寝つきが悪くなりがちなのです。
だからこそ、寝る前に気持ちを落ち着ける工夫が大切です。
そのひとつが「絵本の読み聞かせ」です。
穏やかなリズムや安心できるストーリが、イヤイヤ期の子どもの心をほぐし、眠りへとやさしく導いてくれます。
寝かしつけに絵本が役立つ3つのポイント
イヤイヤ期でスムーズに眠れない2歳児にとって、絵本はただのお楽しみではなく、眠りにつながるサポート役になります。
ここでは、寝かしつけに絵本が役立つ3つの理由をご紹介します。
①気持ちの切り替えがしやすい
遊びや興奮からすぐに「寝る」に切り替えるのは、2歳児には難しいもの。
絵本を読むことで「そろそろ寝る時間だよ」という合図になり、自然と気持ちを切り替えることができます。
②安心感を与えてリラックスできる
優しい声での読み聞かせや、絵本のくり返しリズムは、子どもの心を落ち着けてくれます。
特に絵本を読むことで、「この絵本を読んだら寝る」という安心感が生まれ、入眠儀式として効果的です。
③親子のふれあい時間になる
寝る前の読み聞かせは、親子がゆったりと向き合える貴重な時間。
「読んでもらった」という満足感が心を満たし、ぐずりた不安をやわらげてくれます。
📌絵本は「気持ちの切り替え」「安心感」「親子のふれあい」という3つの側面から、寝かしつけに効果を発揮してくれます。
イヤイヤ期だからこそ、毎晩のルーティンに取り入れることで、親子にとっても穏やかな時間を作ることができます。
【2歳向け】イヤイヤ期でも楽しめる寝かしつけ絵本7選
ここからは、イヤイヤ期の2歳児でも楽しみながら眠りにつながりやすい絵本を7冊ご紹介します。
実際に多くのママパパに読まれている人気作品ばかりなので、ぜひ寝かしつけの時間に取り入れてみてくださいね。
1.『ノンタン おやすみなさい』キヨノサチコ
元気いっぱいのノンタンが登場する定番絵本。
「ねんねいや!」と駄々をこねる姿は、まさにイヤイヤ期の子どもそのもの。
共感しながらも最後は眠りにつく展開で、自然と「寝る時間だね」と伝えられます。
2.『ねないこ だれだ』せなけいこ
夜更かしとするとおばけに連れていかれる…というインパクトのあるお話。
短くリズミカルな文章なので、寝かしつけ前の「最後の一冊」にぴったりです。
ドキッとするけれど安心できるオチで、寝る時間を意識させやすい一冊です。
3.『おやすみ、はたらくくるまたち』シェリー・ダスキー・リンカー
工事現場で働く車たちが「おやすみ」と眠りにつくストーリー。
乗り物好きの2歳児に大人気で、「働いたら眠る」という流れを自然と理解できます。
ママパパのやさしい声で読むと、心も体もリラックス。
4.『かおかおどんなかお』柳原良平
笑った顔、泣いた顔、怒った顔…。
いろんな表情が登場します。
イヤイヤ期の子どもが持つ気持ちを「顔」で表現できるので、共感しながら楽しく読めます。
寝る前に気持ちを整理するきっかけにも。
5.『きんぎょが にげた』五味太郎
ページのどこかに隠れている金魚を探す絵本。
遊びながら読めるので、イヤイヤ気分も吹き飛びます。
最後は金魚が見つかって安心できる終わり方なので、寝かしつけにも使いやすい一冊です。
6.『おつきさまこんばんは』林明子
やさしい夜の雰囲気が広がるロングセラー。
お月様が雲に隠れたり、顔を出したりする様子に子どもは夢中に。
絵も文章も穏やかで、落ち着いた気持ちのまま眠りへとつなげられます。
7.『くだものどうぞ』きのしたけい
「どうぞ」「ありがとう」のやりとりを楽しめるしかけ絵本。
イヤイヤ期で「自分でしたい!」気持ちが強い子どもも、絵本の中で「どうぞ」を体験できたり、めくるしかけで楽しめたり、満足感につながります。
寝る前の気持ちを穏やかに整えてくれる一冊です。
📌ポイント
7冊とも「イヤイヤ期の気持ちに寄り添いつつ、安心して眠りにつなげる」要素が入った絵本ばかりです。
気分屋その日の様子に合わせて選ぶと、寝かしつけがぐっとラクになりますよ。
2歳児に読み聞かせるときのコツ
イヤイヤ期まっただ中の2歳児に絵本を読むときは、思い通りにいかず戸惑うこともありますよね。
でも少し工夫するだけで、寝かしつけの時間をスムーズに、親子にとっても心地よいものにできます。
①「読む時間を短めに」意識する
長い絵本より、リズムのある短い絵本を選ぶと集中しやすくなります。
「あと1冊読んだら寝ようね」と事前に約束すると、子どもも切り替えやすくなります。
②子どものリクエストを取り入れる
「この絵本がいい!」と言ったら、できるだけ応じてあげましょう。
自分で選べたことで満足し、イヤイヤが落ち着くこともあります。
③読み方はゆったりと
声のトーンを落として、ゆっくり読むと安心感が増します。
ママパパの声の響きが子どもの心を落ち着け、自然と眠りに入りやすくなります。
④無理に最後まで読まなくてもOK
途中で「もういい!」と言われることもありますが、それも2歳らしさの一部。
最後まで読まなくても、「今日はここまでね」と区切って終わらせても大丈夫です。
📌ポイントは「完璧に読もうとしないこと」。
その日の子どもの気分に合わせて柔軟に対応することで、寝かしつけの時間がストレスではなく、安心できる親子の習慣になります。
まとめ|絵本でイヤイヤ期の寝かしつけを楽しく
2歳の寝かしつけは、イヤイヤ期ならではの大変さがあります。
「まだ遊びたい」「布団入りたくない」と主張する姿に、ママパパが疲れてしまうことも少なくありません。
そんなときこそ、絵本が寝かしつけの強い味方になります。
リズムやくり返しのあるお話は気持ちを落ち着け、安心できるストーリーは眠りへとつなげてくれます。
さらに、寝る前の読み聞かせは親子の大切なふれあいの時間にもなります。
この記事でご紹介した7冊の寝かしつけ絵本は、どれもイヤイヤ期の子どもに寄り添いながら楽しめるものばかりです。
気分や好みに合わせて選び、ぜひ毎日の「ねんね習慣」に取り入れてみてください。
📌ポイントは、完璧を目指さないこと。
うまくいかない日があっても、「絵本を読んでから寝る」という流れが少しづつ定着着ていけば大丈夫。
絵本を通して、寝かしつけの時間が親子にてっと心地よいひとときになりますように。
🌙おすすめ関連記事もどうぞ🌙
▶寝かしつけが苦痛だった私が、少し楽になった3つの習慣【0~3歳向け】