「絵本の読み聞かせ、やってはいるけど…あんまり聞いてくれないんだよなぁ」
「いつ読んだらいいの?毎日続けるのって大変…」
そんな風に感じたこと、ありませんか?
わたしも長女が1歳くらいの時、読み聞かせがいいって聞いて始めたけど、じっと聞いてくれなかったり、すぐページをめくってしまったり。
正直、「意味あるのかな…?」って思うこともありました。
でも、そんな我が家も少しずつ「読み聞かせ」が毎日あたりまえになってきて、今では子どもたちから「絵本読んで~!」とせがまれる日も。
今日はそんな我が家の経験から、「絵本を好きになってもらうためにやってよかったこと」を5つ紹介します。
気楽にできることばかりなので、よかったら参考にしてみてくださいね。
コツ①:読む時間を「生活リズム」に組み込む
絵本の読み聞かせを習慣にするために、1番効果があったのが、「読む時間を決めること」でした。
例えば、我が家では
・朝ごはんのあとに一冊
・夜寝る前に一冊(余裕があれば2冊)
という風に、“1日の流れの中に読み聞かせを組み込む”ようにしたんです。
最初は「今日は読めなかった…」と落ち込むこともあったけど、「このタイミングに読むって決めておく」と、親の私も忘れにくいし、子どもも自然とその時間を楽しみにしてくれるようになりました。
「ご飯のあとに読む」「お風呂のあとに読む」など、家族のリズムにあった時間帯でOK◎
“時間を決める”だけで、読み聞かせが無理なく習慣になっていきますよ。
コツ②:子どもが選んだ本を読む
子どもが絵本に興味を持ちやすくなるのは、「やっぱり自分で選んだ本」。
私もつい、「これ読んであげたいな」「この絵本見てほしいな」って大人目線で選びたくなることがあるけど、子どもが「これがいい!」と手に取った本って、やっぱり集中力が全然違うんですよね。
図書館や本屋さんに行ったときは、子ども自身に自由に選ばせています。
意外な一冊に夢中になったり、表紙の色や絵で選んでるのも見てておもしろいです。
「えっ、それまた読むの!?」と同じ本ばかり選ぶこともあるけど(笑)、“自分で選んだ”というだけで、その本への愛着がぐっと深まるみたい。
自宅の本棚から「今日どれ読む?」と選ばせるだけでOK◎
小さな選択でも、“自分で選ぶ”って子どもにとってとても大事なんだと感じています。
コツ③:無理に静かにさせない&途中でやめてもOK
「読み聞かせは、最後までちゃんと聞いてもらわなきゃ!」って、思いがちですよね。
私も最初の頃は、ページをめくりたがる子どもに「まだだよ~」と止めたり、途中でどこか行っちゃうと「せっかく読んでるのに…」とがっかりしていました。
でも、ある時から「まぁ、最後まで読まなくてもいいか」と力を抜くようにしたら、読み聞かせの時間が、親子ともにぐっとラクで楽しいものになったんです。
子どもはその日の気分や体調で集中力が違うし、絵本をめくったり、キャラクターの名前を繰り返したりするのも、大切な関わり方のひとつ。
たとえ最後まで読まなくても、「絵本を通して一緒に楽しめた時間」があればそれで充分。
今では、途中で中断になっても「またあとで続き読もうか」でOKにしています。
コツ④:読み方をちょっと工夫してみる
同じ絵本でも、読み方を少し変えるだけで子どもの反応が全然ちがうなって思ったこと、ありませんか?
我が家では、声のトーンやスピード、キャラクターのセリフをちょっと大げさに読んでみたり、「次は、どうなると思う?」と聞いてみたり、体をくっつけて読み聞かせすることも。
特に小さい子は、言葉より言葉の意味より“音”や“リズム”、“声の表情”に敏感です。
親が楽しそうに読んでいるだけで、子どももつられてニコニコしてくれたりします。
最近では、子どもが自分でセリフを言いたがるようになって、「じゃあ○○のセリフ言って~」と役割交代することもあります♪
ちょっとしたアレンジで、絵本の世界がぐっと広がっていく感覚が楽しくて、「読む」から「一緒に遊ぶ」に近づいてきたなあと感じています。
コツ⑤:親自身が絵本を楽しむ姿を見せる
子どもが絵本を好きになるいちばんの近道は、「親が楽しんでいる姿を見せること」かもしれません。
最初は「読み聞かせ=子どものため」と思っていたけれど、あるときふと、「あれ、この絵本、私も好きかも…」と気づいたんです。
ちょっとくすっと笑えたり、絵がきれいだったり、読みながら「ああ、わたしもこんな気持ちだったな」って思い出すこともあります。
そうやって、親が自然と絵本を楽しんでいると、子どもにもちゃんと伝わるんですよね。
「ママ、この本すきなんだ~」「パパも読んでみてー!」
なんて声が聞こえてきたら、もう立派な“絵本好きキッズ”の仲間入りです◎
ぜひ、子どものためだけじゃなく、自分のためにも、絵本との時間を楽しんでみてくださいね。
まとめ
絵本の読み聞かせって、「ちゃんと読まなきゃ」「続けなきゃ」と思うと、ちょっとハードルが高く感じてしまうこともありますよね。
でも、無理せず、楽しみながら、できることから少しづつで大丈夫です。
今回紹介した5つのコツの中で、「これなら今日からやってみようかな」と思えるものが、ひとつでも見つかればうれしいです。
絵本は、子どもとの心をつなぐ、あたたかいツール。
毎日じゃなくても、途中でやめても、声がうまく出なくても、「一緒に絵本を囲む時間」があるだけで、それはきっと大切な思い出になります。
あなたとお子さんにとって、絵本の時間が、たのしくてやさしいひとときになりますように。