街にイルミネーションがきらめき、子どもたちの笑顔がいっそう輝く季節。
そんな特別な時期には、親子で過ごす「絵本の時間」もいつもより少し特別にしてみませんか?
クリスマス絵本には、プレゼントを待つワクワク感や、家族・友だちを思いやる温かい気持ちがたくさん詰まっています。
ページをめくるたびに、子どもたちの心がほっこり温まり、読み手であるママ・パパも自然と笑顔に。
この記事では、0~3歳の子どもと一緒に楽しめるクリスマス絵本5選をご紹介します。
元保育士ママの視点から、読み聞かせがもっと楽しくなるポイントもあわせてお伝えしますので、ぜひ今年のクリスマスの絵本選びの参考にしてみてくださいね🎄
クリスマスに絵本を読む時間が“特別”になる理由
クリスマスは、子どもにとって“待ち遠しい魔法の季節”。
キラキラしたツリーやプレゼント、サンタさんの話題など、毎日が小さなワクワクでいっぱいになります。
そんな時期に読む絵本は、ただのお話ではなくーー
「家族のあたたかさ」や「人を思いやる気持ち」を自然に伝えてくれる特別な時間になります。
たとえば。
「サンタさんはどうしてプレゼントをくれるの?」
「ぐりとぐらはどうして雪の中でも楽しそうなの?」
そんな問いかけを通して、子どもたちは“もらう喜び”だけでなく、“誰かを想う優しさ”を感じ取ります。
また、クリスマス絵本には繰り返しのリズムややさしい色合いのものが多く、読み聞かせにぴったり。
親の声と物語が重なることで、子どもの心に安心感が広がります。
ほんの10分でも、絵本を読む時間が“家族のぬくもりを感じるひととき”になる。
それが、クリスマスに絵本を読む時間が特別だと感じる一番の理由です。
【0~3歳向け】読み聞かせがもっと楽しくなる!クリスマス絵本5選
クリスマスをテーマにした絵本には、サンタさんや雪、プレゼントなど、子どもたちの大好きな要素がたくさん詰まっています。
ここでは、0~3歳の子どもと一緒に楽しめるおすすめのクリスマス絵本5選を紹介します。
どの作品も、親子の会話が自然に広がり、読み聞かせがぐっと楽しくなる一冊です。
🎅①『クリスマスのかくれんぼ』いしかわこうじ(ポプラ社)
表紙を開くと、ツリーやプレゼントの形がカラフルな型抜きしかけで登場!
ページをめくるたびに「これなーんだ?」と問いかけながら、親子で遊び感覚で楽しめます。
厚紙仕様なので0歳から安心して触れられ、1~2歳ごろには「サンタさん!」と指差しながら盛り上がる子も。
🎄読み聞かせポイント:声のトーンを少し変えながら、クイズのように読むと反応がぐんと良くなります。
🎁②『ノンタン!サンタクロースだよ』キヨノサチコ(偕成社)
ノンタンが「サンタさん、ぼくにもプレゼントちょうだい」とお願いするかわいらしい物語。
リズムよく繰り返されるセリフが楽しく、子どもたちが自然に言葉を真似したくなる一冊です。
2~3歳ごろになると、“良い子ってどんな子?”というテーマを感じ取れるようになり、心の成長にもつながります。
🎅読み聞かせポイント:ノンタンのセリフを少し大げさに読むと、笑いながら聞いてくれます。
🍞③『アンパンマンのクリスマス』やなせたかし(フレーベル館)
アンパンマンと仲間たちが登場する、みんな大好きな定番クリスマス絵本。
やさしいお話の中に「助け合う」「分け合う」というメッセージがあり、心がぽかぽか温まります。
アンパンマンが登場するだけで小さな子どもは大喜び!
💡読み聞かせポイント:登場人物の名前を一緒に言ったり、声を変えて読むと楽しさ倍増。
🌟④『まどから☆おくりもの』五味太郎(偕成社)
まどの向こうに見えるのは、サンタさんが届けに来たおうち…?
でも、ページをめくると「あれ?間違えちゃった!」というしかけとユーモアが楽しい名作です。
「次は誰のおうちかな?」とワクワクしながら、親子で会話が弾みます。
⭐読み聞かせポイント:ページをめくるタイミングを少しゆっくりにして、“サンタさんの勘違い”を一緒に楽しむのがおすすめ。
❄⑤『ぐりとぐらのおきゃくさま』なかがわりえこ・おおむらゆりこ(福音館書店)
雪の朝、ぐりとぐらの森に大きな足あとが。
「誰が来たのかな?」というワクワク感と、最後に訪れるあたたかなサプライズに心が満たされます。
長く愛されている名作で、読み聞かせにも安定感があります。
🍳読み聞かせポイント:ゆったりした声で読むと、冬の静かな雰囲気が伝わり、子どもも聞き入ってくれます。
どの絵本も、「クリスマスのあたたかさ」や「親子の会話」を生み出してくれる一冊です。
その日の気分や年齢に合わせて選んでみてくださいね🎄
絵本時間をもっと楽しくする3つの工夫
クリスマス絵本を読む時間は、ただのお話タイムではなく、親子で心を通わせる特別なひととき。
ちょっとした工夫を加えるだけで、子どもの集中力もぐっと高まり、「もう一回読んで!」と言ってもらえることも増えます。
ここでは、簡単にできる3つのアイデアを紹介します。
①声のトーンを変えて“物語の世界”を演出する
サンタさんや動物など、登場人物によって声の高さや話し方を変えるだけで、ぐっと物語が生き生きとします。
たとえばノンタンのように元気に読んだり、『ぐりとぐら』ではゆったりした口調にしてみたり。
絵本の世界に入りこむことで、子どもも自然と表情豊かに聞いてくれるはずです。
「ママの声=安心できる音」として、読み聞かせの時間がますます心地よくなります。
②読み終わったあとに“絵本の世界を再現してみる”
お話を読み終えたあとに、絵本の内容を少し再現して遊ぶのもおすすめ
たとえばーー
・『まどから☆おくりもの』を読んだあとに「サンタさんごっこ」をする
・『ぐりとぐら』を読んだあとにホットケーキを焼いてみる
・『クリスマスのかくれんぼ』を読んだあとにツリーを飾る
絵本と現実がつながると、子どもにとって「絵本=楽しいことが始まる時間」と感じやすくなります。
読み聞かせのあとは“気持ちを言葉にして共有する”
「どんなお話だった?」「サンタさん、かわいかったね」といった小さな会話を入れることで、絵本の内容がより深く心に残ります。
2~3歳の子は、絵本の感想を言葉にすることで、語彙もぐんと広がります。
0~1歳の子には「楽しかったね」「プレゼントもらえるといいね」と、ママ・パパが気持ちを代弁してあげるのも◎。
クリスマス絵本を通して、“読む時間”から“感じる時間”へ。
そんな温かな循環を楽しんでみてください。
まとめ|絵本で“心あたたまるクリスマス”を
クリスマスの絵本は、プレゼントのように子どもの心に小さな幸せを届けてくれる存在。
ページをめくるたびに、親子の笑顔や会話が生まれ、そのひとときが大切な思い出になります。
今回紹介した5冊は、どれも0~3歳の子どもと一緒に楽しめて、読み聞かせがもっと特別になる絵本ばかり。
忙しい日々の中でも、絵本を読む時間だけは少し立ち止まり、あたたかい気持ちで過ごしてみてください。
そして、今年のクリスマスにはーー
サンタさんの話や、ツリーのきらめきと一緒に、親子の“絵本の時間”も心に残りますように。
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