「絵本を読めば寝てくれるはず…」と思っていたのに、なかなか寝てくれない。
むしろ目が冴えてしまって困った、という経験はありませんか?
寝かしつけの時間が長引くと、ママパパも「どうして寝てくれないの?」と疲れてしまいますよね。
でも実は、子どもが絵本を読んでも寝ないのにはいくつかの原因があるんです。
この記事では、寝かしつけがうまくいかない理由と、絵本を取り入れるときの工夫や環境作りのヒントをご紹介します。
毎晩の「ねんね時間」が少しでもラクになるように、参考にしてみてくださいね。
なぜ絵本を読んでも寝ないの?よくある原因
「絵本を読んでいるのに、なかなか寝てくれない…」
そんな悩みを抱えるママやパパは少なくありません。
実は、絵本の読み聞かせ=必ず眠る、というわけではないのです。
寝ないときにはいくつかの原因が考えられます。
まだ体力が余っている
日中に体を十分に動かしていないと、エネルギーが残っていて眠りにくくなります。
絵本の内容が刺激的すぎる
ワクワクする冒険や楽しい展開の絵本は、子どもの気持ちを盛り上げてしまい、眠りから遠ざけることも。
生活リズムが乱れている
昼寝の時間が遅すぎたり長すぎたりすると、夜の眠気がやってこないことがあります。
「寝る=楽しいことが終わる」と感じている
子どもにとっては「まだ遊びたい!」という気持ちが強く、寝ること自体を嫌がるケースもよくあります。
こうした原因を知っておくと、「絵本で寝ない=失敗」ではなく、子どもなりの理由があると受け止めやすくなりますよ。
寝かしつけ絵本を使うときの工夫
寝かしつけ絵本は、ただ読むだけではなく、少し工夫をすることで効果が高まります。
子どもに「眠る準備ができた」と感じてもらえるように、環境や読み方を整えてみましょう。
読む時間を毎日そろえる
「お風呂のあとに読む」「寝る前に必ず2冊読む」など、習慣化することで子どもが自然と眠る流れをつかみやすくなります。
照明を落として雰囲気をつくる
明るい部屋よりも、少し暗くした照明の下で読むと、気持ちがリラックスして眠りに入りやすくなります。
声のトーンを落としてゆっくり読む
元気いっぱいに読むのではなく、少し低めの落ち着いた声で、ゆっくりとしたペースで読むと安心感を与えられます。
同じ本を繰り返し読む
「また同じの?」と思うかもしれませんが、子どもは繰り返しに安心を覚えます。
お気に入りの1冊を寝る前の定番にするのもおすすめです。
読む冊数を決める
「今日はこの本を2冊読んだらおしまいね」と最初に伝えておくと、ダラダラと続かずに寝かしつけのリズムができます。
小さな工夫を積み重ねることで、「絵本=寝る前の楽しい時間」となり、自然と眠りへつながっていきますよ。
絵本+αでできる!寝かしつけ環境の整え方
絵本だけでも十分に効果がありますが、眠りやすい環境を整えることで、さらに寝かしつけがスムーズになります。
小さな工夫を積み重ねて、親子でリラックスできる「おやすみ空間」をつくってみましょう。
部屋の明るさを調節する
蛍光灯の明かりは強すぎるため、豆電球やナイトライトなどでやわらかい光に切り替えるのがおすすめです。
寝室の温度・湿度を快適に
暑すぎたり寒すぎたりすると眠れません。
エアコンや加湿器を使って「少し涼しい」と感じるくらいに整えると寝やすくなります。
入眠前の音を工夫する
オルゴールや自然音などのBGMを小さな音量で流すと、気持ちが落ち着きやすくなります。
逆にテレビやスマホの音は眠りを妨げるので注意しましょう。
おやすみ前のルーティンを決める
「歯みがき→トイレ→絵本→電気を消す」という流れを決めると、子どもも「次は寝る時間だ」と理解しやすくなります。
安心できるアイテムをそばに置く
お気に入りのむいぐるみや毛布などを抱いて眠ることで、安心感を得られる子もいます。
絵本をプラスして環境を整えることで、子どもの「眠るスイッチ」が入りやすくなりますよ。
それでも寝ない時はどうする?親の気持ちを楽にする工夫
どんなに絵本や環境を工夫しても、子どもがなかなか寝ない日もあります。
そんなときは「無理に寝かせなきゃ」と焦らず、親自身の気持ちを軽くする工夫を取り入れてみましょう。
「寝ない日もある」と割り切る
大人だって眠れない日があるように、子どもも同じ。
今日はそういう日だと受け止めるだけで、気持ちが楽になります。
一緒にゴロゴロするだけでもOK
眠れなくても「お布団で静かに横になる時間」を持てるだけで、子どもの体は休まっています。
無理に寝かそうとせず、親も一緒に休んでしまいましょう。
自分のリラックスタイムを確保する
子どもが寝なくてイライラするときは、アロマや温かい飲み物などで親自身を労わることがとても大切です。
「がんばりすぎなくていい」と思う
寝かしつけは毎日のことだからこそ、完璧を目指さず、できる範囲で取り組めば大丈夫。
少し肩の力を抜いてみましょう。
子どもが寝ないと「どうして寝ないの?」と追い詰められがちですが、親が安心していると、その気持ちは伝わります。
寝かしつけを「親子のスキンシップの時間」と捉えると、心がぐっと楽になりますよ。
まとめ|絵本は「寝るため」だけじゃなく安心の習慣に
寝かしつけの絵本は、必ずしも「読む=寝る」につながるわけではありません。
ですが、毎日決まった時間にお布団で絵本を読むことは、子どもにとっても「これから眠るんだ」という安心のサインになります。
たとえすぐに眠らなくても、親子で過ごす静かな時間は子どもの心を落ち着かせ、信頼関係を深める大切な習慣です。
・眠れない日があっても大丈夫
・「絵本タイム=安心の時間」として続けることが大切
・親の気持ちを楽にして、ゆったりした雰囲気を伝えることが眠りにつながる
寝かしつけに絵本を取り入れることで、子どもに「安心」と「心地よさ」を届けられます。
絵本を無理なく楽しみながら、親子の特別な時間の習慣にしていきましょう。
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