子どもが絵本を嫌がるときの対処法|ママができる工夫5つ

絵本
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「せっかく絵本を読んであげたのに、子どもが嫌がって聞いてくれない…」そんな経験ありませんか?

読み聞かせは子どもの言葉や心の成長に良いと分かっていても、実際には「すぐにページを閉じてしまう」「聞かずに走り回ってしまう」など、思うようにいかないことも多いですよね。

実は、子どもが絵本を嫌がるのは珍しいことではありません。

年齢や性格、その日の気分によって、絵本よりも他の遊びに夢中になる時期もあります。

この記事では、子どもが絵本を嫌がる主な理由と、ママができる工夫5つを紹介します。

無理に読ませるのではなく、子どもが「絵本って楽しい!」と思えるようになるヒントを見つけていきましょう。

子どもが絵本を嫌がるのはなぜ?よくある理由3つ

「絵本を嫌がる=読み聞かせ失敗」というわけではありません。

子どもが絵本を受け入れにくいのには、いくつかの自然な理由があります。

ここでは、よくある3つのケースを紹介します。

1.無理やり読まれてイヤな思いをしたことがある

「最後まで聞きなさい」と強制された経験や、落ち着いて聞けないときに叱られた経験があると、絵本にネガティブなイメージを持ってしまうことがあります。

2.発達や気分に合っていない

まだ集中して聞くのが難しい年齢だったり、その時の気分が「体を動かしたい!」の状態だったりすると、絵本よりも遊びに気持ちが向いてしまいます。

3.興味のあるテーマじゃない

子どもは「自分の好き」に正直です。

乗り物が好きなのに動物の絵本ばかりだと、飽きてしまうこともあります。


絵本を嫌がるのは、性格や親の努力不足ではなく、子どもならよくあることです。

絵本を嫌がるときのママの工夫5つ

子どもが絵本を嫌がっても、「どうやって好きにさせよう?」と焦る必要はありません。

大切なのは、絵本を楽しい時間に変える工夫です。

ここでは、ママが今日からできる5つのアイデアをご紹介します。

1.読む時間を変えてみる

寝る前に必ず…と決めなくても大丈夫。

朝の機嫌がいい時や、おやつの後などリラックスした時間に読むと、自然と聞いてくれることがあります。

2.子どもに選ばせる

ママが選ぶより、「今日はどれにする?」と子どもに選ばせると、主体的に絵本に向かいやすくなります。

お気に入りを繰り返し読むのも立派な成長です。

3.読み方を工夫する

声を変えたり、擬音を大げさにしたり、ページをめくるスピードを工夫すると、子どもの集中が続きやすくなります。

セリフを一緒に言ってもらうのもおすすめです。

4.無理に読まずに「遊び」として取り入れる

読むことにこだわらず、絵を眺める・好きなページだけ開く・ページをめくる役をしてもらうなど、遊びの一部として絵本に触れると、抵抗感が減ります。

5.短い絵本・しかけ絵本を取り入れる

ストーリーが長いと飽きやすいため、短めの絵本や仕掛けのある絵本から始めるのも効果的です。

「めくる楽しさ」を感じることで、絵本へのハードルが下がります。


無理に「読ませる」のではなく、「絵本=楽しい!」と感じられる工夫をすることが大切です。

絵本を嫌がるときにやってはいけないこと

絵本を好きになってほしい気持ちが強いほど、ついママパパがやってしまいがちなNG行動があります。

ここでは、避けたい3つのポイントを紹介します。

1.無理やり最後まで読もうとする

「せっかくだから最後まで」と思っても、嫌がる子に無理やり読み聞かせると「絵本=イヤな時間」と感じてしまいます。

途中で終わっても大丈夫です。

2.「ちゃんと聞いて!」と叱る

聞いてくれないことにイライラして叱ってしまうと、子どもは絵本よりも「怒られた」という記憶が強く残ります。楽しい雰囲気を優先しましょう。

3.ママパパの焦りや不安を見せる

「うちの子だけ絵本を聞かないのかな」と不安になったり、「早く絵本を好きにしなきゃ」と焦ったりすると、その気持ちが子どもに伝わってしまいます。

親がリラックスしていることが、子どもにとって一番安心につながります。


絵本の時間は「義務」ではなく「親子のコミュニケーション」。

無理せず楽しむことを優先するのがコツです。

絵本以外でも読み聞かせ効果は育める

「絵本を嫌がるなら、読み聞かせはもう無理かな…」と落ち込む必要はありません。

実は、絵本以外の方法でも、言葉の発達や親子のコミュニケーションを育むことができます。

1.図鑑や写真集を一緒に見る

子どもが好きな「車」「動物」「食べ物」などの写真を見ながら、「これは何かな?」と語りかけるだけでも十分学びになります。

2.歌や手遊びでリズムを楽しむ

絵本を読む代わりに、童謡や手遊び歌を一緒に楽しむのも効果的。

言葉のリズムややりとりを自然に身につけられます。

3.芝居や音声つきの絵本アプリを活用する

紙芝居は視覚的にわかりやすく、アプリは音や動きが加わるので「物語の世界」に入りやすくなります。

きっかけ作りとして取り入れるのもおすすめです。

4.親の語りかけが一番の読み聞かせ

「今日こんなことがあったよ」「明日は○○に行こうね」と日常の出来事を話すだけでも、立派な言葉のインプット。

絵本にこだわらず、日々の会話を大切にしてみましょう。


絵本に限らず、「ことばのシャワー」を子どもに届けることが大切。

ママパパとのやりとりそのものが、豊かな心とことばを育てていきます。

まとめ|子どもが絵本を嫌がるのは成長の一部

子どもが絵本を嫌がるのは、特別なことではなく、多くの家庭で見られる自然な姿です。

集中力が続かない年齢や、そのときの気分、興味の違いなど、ちょっとしたきっかけで「読みたくない」と感じることはよくあります。

大切なのは、無理に読ませようとしないこと

ママパパの工夫次第で、絵本の時間は「イヤなこと」から「楽しい体験」へ変わっていきます。

今回紹介した工夫を取り入れながら、子どものペースに合わせて絵本と触れ合うことで、いずれ自然と「読んで!」と言ってくれる日がやってきます。

焦らず、楽しみながら親子の時間を大切にしていきましょう。


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