毎晩の寝かしつけ、うまくいかないことってありませんか?
布団に入ってもゴロゴロ、ニコニコ、テンションは上がるばかり。
「早く寝てほしいのに…!」と焦るほど、なかなか寝てくれない。
我が家のそんな日が続いて、親の方がぐったり…ということがよくありました。
でも、寝る前の時間に「絵本」を取り入れるようになってから、少しずつ変化が。
お気に入りの1冊を読むと、子どもが安心した表情でじっと耳を傾けるようになり、自然と眠りに入れるようになっていったんです。
この記事では、そんな我が家の寝かしつけに欠かせなくなった、0~3歳向けのおすすめ絵本5冊をご紹介します。
「なかなか寝てくれない…」と悩んでいる方に、少しでもヒントになりますように。
📝寝かしつけ絵本を選ぶときの3つのポイント
まずは、寝かしつけ絵本を選ぶときの3つのポイントを紹介していきます。
①ゆったりとしたリズムや語り口
寝る前は、気持が落ち着くようなやさしい語りやくり返しのあるリズムの絵本がおすすめです。
テンポが速かったり、言葉が激しいものは、逆に興奮してしまうことも。
読む側も自然と声のトーンが落ち着くような絵本を選ぶと良いです◎
②安心できる内容やイラスト
「おつきさま」「夜の風景」「動物たちが眠る姿」など、安心感のある世界観が絵が画れている絵本は、子どもが心を落ち着けやすくなります。
お気に入りの登場人物が出てくると、くり返し読んでほしいと言ってくれることも。
③子どもの今の“お気に入り”に合わせる
車が好きな子、野菜や動物が好きな子…。
子どもの「今の興味」に合わせた絵本を選ぶと、自然と絵本の世界に引き込まれやすくなります。
興味があると、最後まで集中して聴いてくれることも増えますよ。
寝かしつけ絵本5選
いよいよ、我が家のお気に入りの寝かしつけ絵本5選を紹介していきます。
🥦1.おやすみやさい 作・絵:わたなべあや/ひかりのくに
1冊目は、『おやすみやさい』作・絵:わたなべあや/ひかりのくに です。
やさしい色合いのイラストで、“野菜たちが順番におふとんに入って「おやすみやさーい」”と眠っていく、あたたかい絵本です。
登場するのは、ほうれん草、にんじん、そらまめ、とうもろこし、ブロッコリーなど、馴染みのある野菜たち。
ひとつずつお布団にくるまって、すやすや眠る姿がなんともかわいらしくて、読み聞かせながら自然と笑顔になれる1冊です。
セリフも短くテンポよく読めるので、絵本に慣れていない赤ちゃんの時期から楽しめるのも魅力です。
我が家では、1歳前後から寝かしつけに取り入れて、くり返し読んでいます。
📌対象年齢:0~2歳ごろ
📖こんな子におすすめ:野菜が好きな子、やさしい絵とリズムのある絵本を楽しみたい子
🌃2.みんなみんなおやすみなさい 訳:いしいももこ/評論社
2冊目は、『みんなみんなおやすみなさい』です。
(文:マーガレット・ワイズ・ブラウン/絵:クレメント・ハード/訳:いしいももこ/評論社)
「おやすみ、へやのなか」「おやすみ、おつきさま」ーー
静かに語りかけるような文章と、やさしく包み込む夜の風景が印象的なロングセラー絵本です。
原題は、“Goodnight Moon”。アメリカでは“国民的絵本”として知られていて、何十年も愛され続けています。日本語訳もとても美しく、読み聞かせるだけで、部屋の空気がふっとやわらかくなるような感覚に。
ページをめくるたびに、ねずみさんやうさぎさん、小さな時計など部屋の中のものに「おやすみ」を言っていくシンプルな構成。
子どもも自然と「○○おやすみ~」と真似して言うようになって、寝る前のやさしいルーティーンになります。
📌対象年齢:1~3歳ごろ
📖こんな子におすすめ:落ち着いた語りかけが好きな子、夜の絵が好きな子、英語絵本に興味がある方にも◎
🚧3.おやすみ、はたらくくるまたち 訳:福本友美子/ひさかたチャイルド
3冊目は、『おやすみ、はたらくくるまたち』です。
(文:シェリー・ダスキー・リンカー/絵:トム・リヒテンヘルド/訳:福本友美子/ひさかたチャイルド)
はたらきもののくるまたちが、1台ずつおやすみなさいをする、やさしくて力強い寝かしつけ絵本です。
ショベルカー、ブルドーザー、ミキサー車など、工事現場ではたらく車たち。
それぞれその日の仕事を終えて、ひとつずつ役目を果たして眠りにつく姿が描かれています。
「がんばったね」「おつかれさま」と声をかけたくなるような、あたたかいストーリーです。
言葉のリズムも心地よくて、読み進めるうちにだんだんと静かで落ち着いた空気に。
車好きの子にはたまらない1冊で、我が家でも「きょうはショベルカー読んで~!」と、リクエストされる日がたくさんあります。
📌対象年齢:2~4歳ごろ
📖こんな子におすすめ:はたらく車が好きな子、がんばった後にホッとしたい子、ちょっとお兄さんお姉さん向け
🌙4.おつきさまこんばんは 作・絵:林明子/福音館書店
4冊目は、『おつきさまこんばんは』作・絵:林明子/福音館書店 です。
夜空に現れたおつきさまが、にっこりと「こんばんは」とあいさつしてくれる、シンプルであたたかい絵本です。
ストーリーはとても短く、文章も少なめ。
でも、ページをめくるたびに、おつきさまが雲に隠れたり、また顔を出したり…という小さな変化に、子どもたちは夢中になります。
林明子さんのやわらかなタッチのイラストが、夜の空気をやさしく描き出していて、読み終わるころには子どももホッとした安心した表情になっています。
我が家でも、1歳前後から寝る前に何度も読んだ1冊です。
か「おつきさま、かくれんぼしたね~」なんて親子で会話が生まれるのも、この絵本の魅力です。
📌対象年齢:0~2歳ごろ
📖こんな子におすすめ:おつきさまや空が好きな子、短めのストーリーが合う赤ちゃん
🧸5.いいこでねんね できるかな 作・絵:きむらゆういち/偕成社
5冊目は、『いいこでねんね できるかな』作・絵:きむらゆういち/偕成社です。
ことりさんやいぬさんなど、どうぶつの子どもたちが順番におふとんに入っていく寝かしつけ絵本。
「おふとんにごろん」「ねんねしましょ」など、声に出して読みたくなるようなリズムが心地よく、寝る前の習慣にぴったりです。
イラストはやさしいタッチで、動物たちの表情もとてもかわいらしくて、「○○ちゃんもおふとん、はいろうね~」と自然と寝かしつけへとつながる流れがつくりやすい構成です。
我が家では、絵本のイラストで「みんなぐっすりねんね…」のページを見せると、子どもがまねっこして目をつぶることも。
“ねんねスイッチ”を入れる導入絵本として、とても助かりました。
📌対象年齢:1~3歳ごろ
📖こんな子におすすめ:動物が好きな子、寝る前のルーティーンを作りたい家庭に◎
🌟まとめ|寝かしつけが楽になる、我が家の「おやすみ絵本」
寝かしつけの時間って、毎日のことだからこそ、親にとっても子どもにとっても「大切なコミュニケーションの時間」。
絵本を1冊読むだけで、心が落ち着いたり、自然と眠る準備が整ったりする力があります。
今回ご紹介した5冊は、我が家でも何度も助けられてきた「寝かしつけの味方」たちです。
子どもが自分から「読んで~!」とと持ってくるようになったり、読みながら目を閉じたり…。
絵本の力ってすごいな、と感じる瞬間がたくさんあります。
お気に入りの1冊に出会えたら、それはきっと親子だけの「ねんねの合図」。絵本といっしょに、あたたかくてやさしいおやすみ時間を過ごせますように🌛