お昼ごはんのあとに「そろそろおひるねの時間かな」と思っても、なかなかスムーズに寝てくれないことってありますよね。
まだ遊び足りなかったり、夜より眠気が弱かったりして、昼寝の寝かしつけは意外と大変。
そんなときに役立つのが、短めの絵本です。
絵本を読むことで気持ちを落ち着け、眠りのスイッチを入れやすくしてくれます。
特に1~3歳ごろは集中できる時間も短いため、サクッと読み終わる絵本がぴったり。
この記事では、昼寝前におすすめの「短めで読める寝かしつけ絵本7選」をご紹介します。
毎日の昼寝が少しでもラクになり、親子にとって心地よい時間になりますように。
昼寝の寝かしつけが難しい理由とは?
夜の寝かしつけに比べて、昼寝は思うようにいかないことが多いものです。
理由はいくつかあります。
眠気が安定しにくい
昼寝のタイミングは子どもによって個人差が大きく、「眠たそうにしているのに遊びたい気持ちがかってしまう」こともしばしば。
外部からの刺激が多い
日中は光の音もあり、兄弟姉妹が遊んでいたり、外からの生活音が聞こえたりと、集中して眠る環境を作りにくい時間帯です。
親も時間に追われやすい
家事や仕事の合間に寝かせたいママパパの焦りが伝わり、かえって子どもが落ち着かない…ということもあります。
このように、昼寝は「眠りたい気持ち」と「まだ遊びたい気持ち」がせめぎ合う時間。
だからこそ、短めの絵本を取り入れて気持ちを切り替えることが大きな助けになるのです。
昼寝に絵本を取り入れるメリット
昼寝前に短めの絵本を読むことには、ただ「眠らせる」以上の効果があります。
気持ちの切り替えがしやすい
遊びやごはんから「おやすみモード」に行こうするのは難しいですが、絵本を読むことで自然に気持ちを落ち着けることができます。
親子のスキンシップになる
膝の上で読んだり、布団に一緒に入ったりと、絵本の時間そのものが安心感につながり、眠りやすい雰囲気を作ってくれます。
毎日のリズムづくりに役立つ
「お昼寝の前は絵本を読む」という習慣ができると、子ども自身が次の行動を理解しやすくなり、寝かしつけがスムーズになります。
短めなら集中力に合う
特に2~3歳は長いお話に飽きやすいですが、短い絵本なら最後まで楽しめて満足感を得られます。
昼寝に絵本を取り入れることは、眠るための導入だけでなく、親子にとって心地よいひとときになるのがメリットです。
【昼寝向け】短めでおすすめの寝かしつけ絵本7選
ここでは、お昼寝の前にサクッと読めて、気持ちを落ち着けやすい絵本7冊をご紹介します。
どれも短めでリズムがよく、昼寝の寝かしつけにぴったりです。
1.『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ
シンプルな擬音がくり返される赤ちゃん絵本。
サッと読める短さで、0歳から2歳まで長く楽しめます。
耳に残る音が安心感を与え、眠る前の気持ちを切り替えてくれます。
2.『がたんごとん がたんごとん』安西水丸
リズムよく繰り返される言葉が心地よく、自然にまぶたが重くなる一冊。
短いけれど満足感があり、昼寝の前におすすめです。
3.『もうねんね』松谷みよ子
「○○ちゃんん、もうねんね」と語りかけるシンプルな文章が特徴。
親子で「ねんね」の気持ちを共有できるので、お昼寝前の合図にもなります。
4.『くだもの どうぞ』きのしたけい
果物を切ったり、皮をむいたりするしかけ絵本。
「どうぞ」「ありがとう」のやりとりがやさしい雰囲気を作ります。
短い中にも温かさがあり、ほっとして眠りに入りやすい絵本です。
5.『かお かお どんなかお』柳原良平
さまざまな顔の表情を見ながら楽しめる一冊。
にこっと笑ったあとに気持ちがほぐれ、昼寝に切り替えやすくなります。
6.『のりものいろいろかくれんぼ』いしかわこうじ
型抜きしかけが楽しいけれど、文章は短め。
サクッと読めるので昼寝前にもぴったり。
のりもの好きの子どもに特におすすめです。
7.『にんじんだいこんごぼう』植垣歩子
テンポのいい昔話絵本。
短いのにお話に満足感があり、「読んだ!」という気持ちのまま安心して眠りにつけます。
どれも「短く・楽しく・落ち着ける」要素がそろった絵本ばかり。
昼寝前に取り入れることで、親子ともスムーズに休憩時間へ入ることができます。
昼寝前の読み聞かせで気をつけたいポイント
夜の寝かしつけとは少し違い、昼寝は時間も短く、気持ちの切り替えが難しいことがあります。
そんなお昼寝前に絵本を読むときのポイントを押さえておくと、スムーズに眠りやすくなります。
絵本は1~2冊までにする
昼寝は夜ほど長くないため、絵本も短めで十分。
だらだら読むより「この本を読んだらおやすみ」と区切ると寝やすくなります。
明るさや音の環境を整える
部屋を少し暗くしたり、静かな雰囲気にするだけでも子どもの集中力が高まり、眠りに入りやすくなります。
選ぶ絵本は落ち着く内容を
盛り上がる系の絵本ではなく、シンプルで安心感のあるものを選ぶとスムーズです。
読み方はゆったりと
リズムを意識しながら、声を少しトーンダウンして読むと、子どもも自然とリラックスしていきます。
「寝かせなきゃ」と焦らない
昼寝は必ずしも毎回うまくいくものではありません。
読んであげる時間自体に意味があると考えると、気持ちが楽になります。
ちょっとした工夫で「昼寝前の絵本時間」が親子にとって心地よい習慣になり、寝かしつけがスムーズになります。
まとめ|短い絵本で昼寝をもっと心地よく
昼寝前の寝かしつけは、夜と比べてどうしても難しいと感じやすい時間。
そんなときこそ、短めの絵本が心を落ち着けるスイッチになります。
「じゃあじゃあびりびり」や「もうねんね」のように、リズムのよいことばや安心感のある展開は、子どもの気持ちを自然と眠りへと導いてくれます。
親にとっても、短い時間で読める絵本なら負担が少なく、毎日続けやすいのも大きなポイントです。
昼寝の前に、ほんの数分でも絵本を開く時間を取り入れてみませんか?
「寝かしつけの大変さ」が「親子の心地よい習慣」に変わり、子どもにとって安心できる眠りのリズムが育っていきますよ。
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